●2019.03.04セッション
「辞めちまえ!」私は この言葉を幾度となく浴びて来ました。部活の時 受験の時 見習いの時…..また 私自身、娘に 息子に 部下に この言葉を使った記憶があります。絶対辞めて欲しくなんて無いのに! 今のご時世では 一発でパワハラ認定されてしまうでしょう。
「ハラスメント」という言葉を調べてみると、「いじめ.嫌がらせ」と出てくると同時に 30種類以上の「……ハラスメント」と言う言葉が出て来ました。私が受けたりしたりした行為は嫌がらせやいじめだったのでしょうか?「否」私自身の甘え 怠慢が招いた事であり、その時 反省出来たから今の自分が有ると確信しています。そして 逆も然り。「君なら絶対に出来る!」「此処が頑張りどころ!」という言葉と同時にカンフル剤として使う 「喝!」なのです。そして 「喝!」の入った彼らもまた ステップを上がり続けています。….と、これらの考え方自体がハラスメントに対しての誤認識、理解不足とお叱りを受けることもあるでしょう。勿論真意を伝える愛の鞭を使えるのは、相手の事を慮り 会話と時間を尽くす…..コミュニケーションを怠っていない人に限ります。
この「喝」も禅宗の励まし導くのに用いる、大きな声で叱る等の意味を含みます。受け手側がどう感じるか、励まし導かれていると思うのか、または大きな声で叱れているとだけ捉えるかで、ハラスメントにもなるしカンフル剤にもなり得るということでしょう。若い世代も管理職世代も「何々ハラスメント」により 若干真意が伝わりずらくなっているのが もどかしく感じます。
こんな事を書いている今、映画「セッション」を思い出しました。いい映画でした。