2017.07.18『声』

息子は そこそこ強いサッカーチームに所属しており、週末には早朝から遠征が多く、送迎→観戦→真っ黒(赤)に日焼け、その後お店へ…..と 慌ただしい日々を送っている今日この頃の私。

其れは、朝から強い日差しが燦々と降り注ぐ中行われた 強豪チームとの練習試合での出来事でした。 先方のチームは様々な大会での成績も素晴らしく、この日もホームゲーム故の一層の気合いが試合前の練習から見て取れました。「声出せよー おう!」「気合い入れろーおう!」 一方 南米気質の息子のチームのゆる〜いUP。試合が始まると、案の定相手チームの気合いに押しまくられて劣勢の息子達。しかし開始5分、 父兄が今日はダメかなぁ〜と思い始めた頃 、コーチの【声】の魔法が かかったのです。 「相手のペースに合わせるなよ〜、お前達は何時も通り行け!!」 「リスタを早く、FWは先ず一本思いっきりシュート打ってみろ!!」 「niceシュー!! niceフェイント!! niceドリブル!! nice ナイス……..」 すると選手達の緊張は一気に解け調子が上がりだしました。 一方 相手チームのベンチからは 「もっと考えろ!!」「集中力が足りない!!」「何やってるんだ!! 変えるぞ!!」「あ〜もう!!」の叱咤。 こうなってくると形勢は逆転、試合はこちらのワンサイド。

普段からやっていない事は本番で出来る訳もなく、緊張で一杯いっぱいの状態では臨機応変には対処出来ず、極度の緊張感の中で良いパフォーマンスは生まれない。 解っているのに、ついダメだしが口をついてしまいがちです。それをちゃんと必要な場面で子供達を萎縮させず激励するコーチの声を聞いて、普段の頑張りを成功に導く 適切な声がけって素晴らしいなぁと。育児をしながら育自(自分の自)へ繋がる熱い1日となりました。