昨今の日本食ブームは、ジャパン×イタリアを掲げる当社にとっては嬉しい兆しです。 「世界において今吹いている日本食の追い風」、「改めて振り返る日本食」などなど、数多の日本食ブームのキーワードに若干影響受けすぎた感も否めない時期もありました。 しかしながら初夏から夏にかけての、イタリアでは難しい日本ならではの鮮度の良さを武器にした”ジャパンスタイル”は、素晴らしいものになったと自負しています。そして、 4月の訪伊に始まり、6月のBellavista社とのコラボレーション、9月のMastrojanni社とのコラボレーションとイタリアからのゲストを迎た本場の風土に溢れる企画を通して、 10月に入り改めて自分たちの立ち位置がはっきりしてきたように感じました。 日本と同じくイタリアでも秋冬の料理は、一段と強く濃く地方色が出てくる頃。秋から冬にかけてのこもり、熟成し、深みを増していく閉ざされた環境から生まれるイタリアンクラシックな スタイルを大いに楽しみたいものです。今一度各地のワイン・地方料理等に立ち返り、その相性などにも注目していきたいと思います。これもまた素晴らしいものになる筈です。 つまりは、日本とイタリアの良いところがその時々に割合を変えて絶妙なバランスで表現される、それが私たちのイタリア料理のようです。 信念と志はそのままに変化と進化を続けて行きたいと思います、時には〇〇ブームなんかに乗ったりしながら（笑）。

日本国内、イタリアを始めとする諸外国から豊かな実りが出揃い、食欲の秋に拍車がかかる事間違い無し！ ワインリストの装いも新たに、20年来のストックワインにも光を当てご案内していきますので、各店のシェフ達の折りなす秋気漂うお料理をHiRoスタイルで存分にお楽しみください。